スプレッド「0.3銭」とは どういう意味
スプレッド0.3銭とは?
スプレッドとは「売値と買値の差」のことですが、その差が0.3銭という意味です。0.3銭は「3円の1,000分の1」と非常に低い桁数ですが、多くのFX会社では最低取引単位を1,000通貨または10,000通貨としているため、実質的な取引手数料は「1,000通貨で3円」「10,000通貨で30円」となるのです。
USD/JPY(米ドル円)の通貨ペアを取引する時に、【売値:106.982 買値:106.985】だとします。この場合、買値-売値が0.3銭であり、この0.3銭が取引をするトレーダーにかかる実質上の取引手数料であり、平たく言うと「スプレッド0.3銭」ということなのです。
当然 スプレッドの開きが小さい方がお得 であり、逆に 開きが大きいとその分支払うべき手数料が高くなる のがスプレッドの仕組みです。
「銭」と「pips」の違い
多くの方は、スプレッドの単位はなぜ「○○銭」なのか?と疑問を抱くようですが、スプレッド単位の呼び方に規定はありません。しかし、ほとんどのFX会社が採用するスプレッドの単位は2種類です。そのうちの一つが「銭」、もう一つが「pips」です。
なぜ「銭」を採用するかと言いますと、取引する通貨ペアの対象が『外貨/日本円』だからです。言うなれば、取引する通貨ペアの片方が日本円の場合、スプレッドはたいてい「銭」という単位を使うことになります。
しかし、「EUR/USD(ユーロ米ドル)」や「AUD/EUR(豪ドルユーロ)」のように、通貨ペアが日本円以外のものもありますね。そうしたケースも踏まえ、日本円を含む通貨ペアとそうでないペア共通のレート単位、それが「pips」なんです。